株初心者のためのNISA講座 記事を読む

データで勝負!決算分析で投資成功率をアップさせる方法

こんにちは。私は福岡の田舎町に妻と子供3人と住む34歳の平凡な会社員です。私は常々『FIRE』に憧れ、55歳で会社を早期退職し、妻とのんびり旅行ライフを夢見て日々邁進しています。

今回は、個別株投資において、企業の決算発表に合わせ、決算跨ぎで株の売り買いをする方法。いわゆる『決算プレイ』について解説します。この記事は中級~上級者向けの内容となっておりますので、初心者の方には少し分かりづらい部分もあるかと思いますが、ご了承願います。また、決算プレイは少しギャンブル要素が高く、リスクも高いためあまりオススメはしません。しかし、リスクが高い分リターンも大きいです。今回の記事では、決算プレイでの勝率を少しでも高める手法と、負けた時の対処法について、実際の私が行っている実例に沿って2つの方法をご紹介させて頂きます。

こんな人に読んでほしい
  • 個別株投資における色々な手法を知りたい
  • 個別株銘柄選定の方法を知りたい
  • 投資でもっと稼ぎたい
目次

決算発表で株価が上がるときとは

決算発表で株価が上がるときとはどのような場面なのかを考えて頂きたいのですが、まず前提に好決算であること。そしてそれに加え、サプライズ発表があった時です。このサプライズ発表には大きく2パターンあります。1つ目は、好決算の内容を踏まえて企業が当初想定していた今期収益予想を上方修正する場合です。そして2つ目は、好決算の内容を踏まえて企業が配当を増配または特別ボーナス(特別配)する場合です。これだけ聞くと、好決算であろう銘柄を選定すればよいので、案外簡単では?と思うかもしれませんが、実は好決算であったとしても、企業側からサプライズ発表が行われないと、期待外れ感から決算後に売りが優勢となる場合が多々あります。

実例から学ぶ決算プレイ勝率アップ方法(その1)

銘柄選定について

今回、私が活用しているSBI証券の画面画像を使って説明させて頂きます。まず、決算スケジュール検索で、次週のスケジュールを確認します。次に銘柄一覧表に前期までの利益の進捗率が表示されていますので、この進捗率が想定を上回っているかを確認します。例えば、2Qまでで60%であれば想定の50%を上回っているためOK。逆に、3Qまでで65%であれば想定の75%を下回っているためNG。という風に見ていきます。想定とは、1Qであれば25%、2Qであれば50%、3Qであれば75%を目安に確認していきます。(下左側画像参照)
次に、進捗率が上回っている銘柄を見つけたら、その銘柄の四季報情報を確認します。四季報情報の【見出し】の単語が【絶好調】、【増額】、【想定超】などの好調ワードであるかを確認します。好調であれば、さらに内容まで確認していきます。内容はたまに難しいワードなども出てきてよく分からない時もありますが、雰囲気でいい感じかどうかぐらいは分かります。(下右側画像参照)
これらを踏まえて実際に選定した銘柄が下の銘柄『ダイワサイクル』でした。3Q決算発表前の画像ではないですが、2Qまでで60.7%(今回発表で93.3%)。さらに、四季報情報では【独自増額】となっており、内容は『店頭販売が大幅伸長』、『営業益は会社計画超える』など、内容についても申し分なかったため、200株購入しました。

決算発表結果

狙いどおり決算発表と同時に上方修正のサプライズ発表があり、決算翌日700円のストップ高(14万円勝ち)となりました。(その結果が下の画像です)

決算後の売り抜けについて

決算発表を受け、翌日ストップ高でさらにその翌日も株価は上昇を続けて500円程上げました。そしてその翌日株価が下がり始めたため、ここで利確しました。最終的には約20万円の利益を確定させて終了することができました。
ここで、売り抜けのポイントとして、サプライズ発表があった場合はかなり強気相場になるため、数日は様子見でいいと思います。しかし、サプライズ発表がなく単純に好決算で上がった場合は、ある程度早めに利確するように心がけています。
逆に、好決算ではあるが、サプライズ発表がなく期待外れで下がった場合、企業としては好調であるため一時的な価落の後は戻ってくることが多いです。その場合はナンピン(下がったところで追加購入)して損額を減らし、なるべく早めにケリを付けるようにします。ただし、サプライズ発表で悪材料が出た場合、素直に負けを認めて暴落したらすぐに損切しましょう。

代表的な失敗例

私は前述した『ダイワサイクル』で味を占めて、翌週に同業の自転車業で同じく利益進捗率が良く、四季報情報のワードも好調ワードであった『あさひ』を購入しました。今回は同業者がサプライズ発表を出しているだけに、追っかけてくるだろうと予想していましたが、結果は好決算であるにも関わらずサプライズ発表がなく、株価は100円程下落し、200株購入していたため2万円の損失を出してしまいました。おそらく私と同じように予想していた人が多かっただけに、期待外れが大きかったのでしょう。こうなってしまった場合も焦らずに先ほど述べたとおりナンピンして損失を減らすことを考慮して、資金の余力は残しておくように心がけましょう。

実例から学ぶ決算プレイ勝率アップ方法(その2)

銘柄選定について

次にご紹介する実例は、ちょっと違う目線からの成功例になるため、参考までに見て頂ければと思います。
今回私が目を付けた銘柄が『さくらさく』という企業で、注目したのはその事業内容でした。事業内容は子育て支援に注力を注いでいる会社で、私自身が3人の子供を育てていることもあり、気になって詳しく調べていくと、この企業が発表した中長期目標のIR資料にこれから飛躍期に突入するタイミングであることが分かりました。(下図参照※企業IR資料より抜粋)そして、参入のタイミングを見計らっていたところ、決算発表のタイミングで100株購入することにしました。

ちなみに、この企業の四季報情報の見出しは【続伸】で内容も悪くはなかったです。また、収益進捗率については、今回の決算発表が1Qだったため、参考にはしていません。

決算発表結果

決算発表と同時にサプライズ発表で優待の新設が発表。内容は次のとおりです。『200株以上保有の株主に対し、1万円のクオカードを贈呈する。(条件あり)』これはまさにサプライズ発表でした。肝心の決算内容は収益が減額しており、正直好調とは言えない数字でした。しかし、よくよく調べると、9月に企業買収を行っており、買収資金に費やしたための収益減だったものと思われます。気になる株価ですが、3日連続のストップ高で900円上がりました。(その結果が下の画像です)

決算後の売り抜けについて

今回の購入については、決算プレイというよりは、将来の成長期待で購入しているため、売却はしていません。企業買収もして、今のところはまだまだ伸びしろがあると予想していますので、今後の動向を継続して監視していきたいと思います。ちなみに目標株価は3~4倍(3000~4000円)ぐらいを想定しており、決算後の3連続ストップ高の後は横ばいが続いています。

さいごに

今回は個別株投資における決算プレイについて解説しました。本記事でもお伝えしたように、企業のことをちゃんと調べて考えて行動すれば、勝つ確率をアップさせることは可能です。また、負けた際の行動をしっかり身に付けることで負けを小さく、大きく勝ちにいけば、自ずと資産は増えていきます。しかし残念ながら必ず勝てる必勝法ではありませんので、あくまで本記事の手法を参考にしていただき、実際に投資される際は自己判断でお願いいたします。

さいごに、最後までお付き合いいただきありがとうございました。また次回も株に関する情報を発信していきますので、『マネーブログ』をお気に入り登録して頂けると幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次