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たーくんの投資スタイル確率までの軌跡 Vol.2

投資スタイル確立までの軌跡

こんにちは。私は3人の子育てをしている34歳の平凡な会社員の庶民派投資家です。他の個人投資家の皆さまは、3年で運用資産1,000万円突破!など輝かしい成績を収めている方がたくさんいますが、私の場合、家のローンもあり、給料も庶民派ですので、毎月投資に回せる金額が5万円程度とボーナス月に+αが限界です。(新NISAが始まる前は3万円のインデックス投資のみ)そんな私でも、投資歴3年目にして運用資産は約500万円まで増やすことに成功しました。今回はVol.1の続きになります。前回は主に私の過去の失敗談とそこからの学びについてお話しました。今回は私の投資スタイルの紹介から投資戦略までお伝えさせて頂きます。皆さまの参考になれば幸いです。

こんな人に読んでほしい
  • 投資戦略の参考にしたい
  • 投資で失敗したくない
  • 投資に回せる資金が少ない(庶民派個人投資家)
  • 投資初心者の方
目次

庶民派投資家の投資スタイル

まずは私の紹介をさせて頂きます。⇒【年収:約600万/世帯:妻、子供3人(0歳、4歳、6歳)/住宅ローン有/一馬力】こんな感じで自称『庶民派投資家』と名乗らせて頂いております。子供には、スイミングや英会話を習わせており、正直なところ、毎月投資に回せる資金が5万円が限界です。そんな庶民派の私が実践している投資スタイルが以下のとおりです。

  • インデックス積立投資(NISAつみたて投資枠):5万円/月←固定です。
  • 個別株へ中長期投資(NISA成長投資枠):50~100万円/年
  • スイングトレード(信用取引):元金50万程度

まず、王道のインデックス積立投資ですが、私は『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』一択に絞っています。よく分散投資と言われますが、これ一つで米国株500社に分散投資しているようなものだと私は考えています。
次に個別株への中長期投資(NISA成長投資枠)は日本株に年間通して50~100万円くらいタイミングを見計らいつつ購入しています。ちなみに個別株のポートフォリオは、高配当株が約70%、成長株が約30%です。基本的に高配当株は下がったところで買い増し。成長株は目ぼしいお宝銘柄を見つけたらその時々で購入しています。
そして最後はスイングトレードです。個別株銘柄の購入資金は基本的にスイングトレードで稼いでいます。ちなみに、よくデイトレという言葉は耳にするかもしれませんが、それぞれ次の行為のことです。(『デイトレ=一日の中で何度も売買取引を行う行為』、『スイングトレード=数日~数週間で売買取引を行う行為』)私の場合、平日の株式市場が動いている時間帯は本業がありますので、デイトレのように、常に株価を見ながら売買取引を行うことはできません。おそらく多くの方が同じような状況ではないでしょうか。しかし、スイングトレードは朝、今日の株価どう動くかを予想し、その日の動きを考えます。日中はたまに携帯を見ますが、ほとんど触りません。それでも利益を得る方法を次章でお話します。

スイングトレードの極意

私の最低目標としているのは、スイングトレードで月5万円の利益を得ること。これを最低ラインとしています。最低としているのは、株価が動きやすい時期がある程度決まっており、特に決算シーズンは株価の変動が激しいため、その時期はリスクを取りつつ大きく稼ぎます。逆に動きが鈍い時期は確実に利益を狙いにいくという感じで取引を行っています。それでは私が実際に行っている具体的な戦略を以下にまとめます。

  • 基本は順張り
    基本は順張りです。上昇トレンドの銘柄を選定しましょう。
  • 流動性が高い銘柄で勝負する
    一日の出来高(一日の売買取引数)が多い銘柄を選定しましょう。出来高が少ないと、株価の動きが鈍く利益が得られません。
  • ボックス買いを狙う
    株価の値動きの幅がある程度決まっている銘柄を狙って売買取引を行いましょう。
  • 期を待つ
    ①~③で勝負する銘柄を選定したら、あとは期を待って参戦するだけです。ボックス圏の下値と思われる付近で買い注文し、上値と思われる付近で売り注文します。その後、また売り注文し、下値付近まで下がったら買い注文する。これを繰り返します。ここで、辛抱強くタイミングを見計らうのがコツです。最初は難しいですが、だんだん慣れてきますので練習していきましょう。日中忙しい方は、指値注文するといいですよ。
  • 欲を出さない
    利確のタイミングですが、ボックス圏の上値もしくは下値と思われる2割手前で利確します。ここ!かなりと重要ポイントです。誰しもが欲が出てしまい、もう少し利益が出たら利確しようと思ってしまいますが、そうするとタイミングを逃してしまいますので、欲を出さない訓練をしましょう。

以上、5つのポイントに絞って解説しました。ちなみに、私は『大成建設(コード:1801)』でよく実践しています。ボックス圏をとりつつ、右肩上がりの上昇トレンドで流動性も高く、非常に扱いやすい銘柄の一つかと思います。あとは、一度に多くの銘柄に手を出すと、頭の整理が追い付かなくなり利確のタイミングを逃しかねないため、なるべく少ない銘柄に集中すること。予想より下回った時に追加購入できる資金源を確保しておくこと。その銘柄の決算発表のタイミングは頭に入れておく。これらに注意して実践してみてください。

信用取引は怖くない

信用取引は危ないので手を出さない方がいいとよく言われます。それは、信用取引は一部借金をして投資をしているようなものであるため、損失が元本を下回った時に大損をくらってしまうことから危ないと言われます。しかし、信用取引についてちゃんと理解したうえで、ギャンブル投資をしなければ、決して怖いものではありません。むしろ信用取引をしないのはもったいないとさえ思いますので、以下に信用取引の注意点をまとめておきます。

信用取引を行う際のリスクと注意点

  • 信用取引とは
    信用取引は証券会社から元金の約3倍までお金を借りて株の売買が出来る仕組みで、最低保証額30万円が必要となります。(30万円を担保に約90万円の取引が出来てしまいます)
  • 損失が大きくなると『追証』が発生する
    損失が大きくなり、元金が最低保証の30万円を下回った場合、追加の元金を入金しないと強制的に株を売られ、負債だけが残ります。(元金が35万円だったとし、100万円分の株を買ったとします。その株が下がって10万円損失が出た場合、元金が25万円となるため、5万円の追証が発生します。)
  • 信用取引には手数料が別途発生する
    信用取引を行うには、証券会社にもよりますが基本的に手数料が別途かかります。これを日歩といい、借金の利子のようなものとお考えください。一日数百円程度かかりますので、ご注意を!

信用取引を利用するメリット

  • 買い注文/売り注文
    信用取引では、売りからの注文が可能です。通常は買い注文をし、株価が上がったところで売り注文することで上がった分の利益を得ることしかできません。しかし信用取引の場合、売り注文を行い下がったところで買い注文することで、下がった分が利益になります。これを利用することで、ボックス買いでの利益が2倍になります。
  • 元金の3倍が運用可能
    先ほどリスクでお伝えしましたが、元金の3倍の金額の取引が可能になるということは、3倍の利益が得られるということです。また、数十万しか持っていなくても100万円以上の取引が可能になることで、銘柄選定の際の幅が広がります。ただし、リスクがあることを十分に理解し、ギャンブル銘柄を避けるよう注意しましょう。

まとめ

冒頭でもお伝えしましたが、私は平凡な会社員で庶民的な暮らしをしています。そんな私でも、500万円の資産を築くことができたのは、本記事で述べた方法で可能になりました。実際、この投資スタイルに行きつくまでに数々の失敗で無駄な勉強代を支払ってきました。その時間と資金があれば今頃1,000万円に到達していてもおかしくありません。本記事を読んでくださった皆さまはどうか私のような失敗をせずに、豊かな人生への近道となれば幸いです。
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。今後も引き続き投資情報や私の失敗談・成功談を皆さまにに共有できればと思いますので、『MONEY DIARY』をブックマークして頂けると嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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