初心者必見!投資指標ってなに?分かりやすく解説します!

今回は投資初心者向けに個別株銘柄を選定する際の投資指標について解説したいと思います。『投資を始めてみたいけど、どこを見ればいいの?』 そんな疑問を持っている人は多いですよね。投資の世界には、株価や市場の動きを判断するための『投資指標』というものがあります。でも、専門用語ばかりで難しそう…と思うかもしれません。
でも安心してください!今回は、初心者でもすぐに使えるもっともよく使われる投資指標を、わかりやすい言葉で解説していきます。
- 個別株の選び方が分からない
- 指標って何をどう見たらいいか分からない
- もっと投資のことを勉強したい
- 自分の投資スタイルを見つけたい
投資指標ってなに?
簡単に言うと、投資指標とは『この会社の株を買っても大丈夫かな?』『今、株を買うタイミングかな?』といった判断をするための数値や情報のことです。
例えば、料理をするときにレシピを見ますよね?分量や調理時間をチェックすることで、おいしく作ることができます。投資指標も同じで、株を買うときの“レシピ”みたいなものなんです。
では、具体的にどんな投資指標があるのか、もっともよく使われる指標で投資初心者でも使いやすいものを3つ紹介します。
初心者でも押さえておきたい投資指標
PER(株価収益率)
PER(ピーイーアール)は、『この会社の株が割安かどうか』を判断する指標です。
【計算方法】 PER = 株価 ÷ 1株当たりの利益(EPS)
例えば、ある会社の株価が1,000円で、1株あたりの利益が100円だとすると、PERは10倍になります。”10年でもとが取れる”と考えると分かりやすいです。この数字が大きいほど『割高(高すぎるかも)』、小さいほど『割安(お得かも)』と考えられます。仮にPERが50倍だとすると、その株を50年持っていてやっともとがとれる。と考えることができます。
目安としては、一般的にPERが15倍以下なら割安、30倍を超えると割高と言われることが多いです。ただし、業界ごとに基準が違うので、同じ業界の企業と比べるのがポイントです。
PBR(株価純資産倍率)
PBR(ピービーアール)は、『会社の資産価値と比べて、株価が高すぎないか』をチェックする指標です。
【計算方法】 PBR = 株価 ÷ 1株当たりの純資産(BPS)
例えば、ある会社のPBRが1倍なら、『会社の資産価値と株価が同じくらい』ということになります。逆にPBRが0.8倍なら、『資産価値よりも株価が安い(お買い得かも)』と考えられます。
一般的に、PBRが1倍以下だと割安、2倍以上だと割高と言われます。ただし、将来成長する会社はPBRが高くなりがちなので、一概に『低い方がいい』とは言えません。
ちなみに、東証がPBR1倍を下回る上場企業に対して改善策を提出するよう要請しているため、企業はPBR1倍以上となるよう必死に事業活動していますので、そう考えると0.8倍くらいの企業は狙い目かもしれません。
配当利回り
配当利回りは、『この株を持っていると、どれくらいの配当(企業からの利益の分配)がもらえるか』を示す指標です。
【計算方法】 配当利回り(%)= 1株当たりの配当金 ÷ 株価 × 100
例えば、株価が1,000円で、1年間の配当が50円なら、配当利回りは5%になります。
『銀行に預けてもほとんど利息がつかないのに、配当利回りが5%ならお得かも!』と考える人もいます。ただし、配当金は企業の業績によって変わるので、必ずもらえるとは限りません。
配当利回りを重視するのであれば、3.5%以上の高配当株がおすすめです。
投資指標を活用して賢く投資しよう!
今回紹介した3つの指標は、どれも投資をする上で役に立つものばかりです。
- PER → 株が割安か割高かをチェック
- PBR → 会社の資産価値と株価を比較
- 配当利回り → 株を持っているとどれくらい配当がもらえるか確認
これらの指標をうまく活用すれば、『なんとなく買う』のではなく、『根拠を持って買う』ことができるようになります。
まとめ
- 投資指標とは、株を買うときの判断材料となる数値のこと
- 初心者でも使いやすい指標として、PER、PBR、配当利回りがある
- 指標を組み合わせて考えることで、より賢く投資ができる
投資はギャンブルではなく、情報をもとに判断するものです。これらを上手に活用して自分なりの投資スタイルを見つけてください。また、投資指標にはもっとたくさんの指標が存在します。今回ご紹介した指標は特に初心者の方が最低でも抑えておいて頂きたい3つに厳選しておりますが、もっとステップアップしていきたい方は、是非今後もブログ記事をチェックして頂けると幸いです。今後も引き続きよろしくお願いいたします。
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