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『セミリタイア(FIRE)』達成に必要な2つのこと【実践編】

セミリタイア達成に必要な2つのこと

こんにちは。私は福岡の田舎町に妻と子供2人と住む33歳の平凡な会社員です。私は常々『FIRE』に憧れ、日々邁進しています。
前回の【計画編】に引き続き、今回は【実践編】として、FIRE達成に向けて運用資金を貯めるために今すぐ行動すべきことや、具体的な運用方法など、実際に私が実践している内容を踏まえながらお伝えします。

こんな人に読んでほしい
  • FIREを目指している人(目指したい人)
  • お金の貯め方・増やし方を知りたい人
  • 将来の生活が不安な人
  • 今の現状を変えたい人
目次

資産運用のための運用資金のつくり方

支出を知ることから

まず初めにすべきことは、自分の支出を知ることからです。『今の給料では毎月の生活がやっとで投資に回すお金なんてない‼』そう思っている方たくさんいらっしゃると思います。しかし、そんなことはありません。毎月の支出を一度確認してみてください。その中に無駄な浪費や不必要な固定費が必ず潜んでいるはずです。まずはそこから見直しましょう。可能であれば家計簿アプリなどを活用して、しっかり自己管理すると良いです。ちなみに私のオススメアプリは『マネーフォワード』です。使いやすく銀行やクレジットカードを登録することで自動管理が行えるのでいいですよ。

『浪費』という悪魔を退治する

浪費とは価値を生み出さない支出のことで、例えば食費や家賃、移動に車を使うならガソリン代など、これらは生活に欠かせない必需品ですからここから出費を抑えるわけにはいきませんよね。しかし、行きたくもない上司との飲み会や町でみかけて衝動買いしてしまった雑貨品など、これらは浪費にあたります。それは本当に自分に必要か。価値を見出しているか。これらをちゃんと考え、不要な浪費を削減しましょう。

ちなみにですが、飲み会に週1回3,000円の出費をしたとすると、月に12,000円。年に144,000円の出費になります。仮にこれを全て投資に回したとしましょう。ざっくりですが、年利5%で運用したとして、10年後には約190万円になります。このとき元本は144万円ですから、運用益は46万円ですね。後ほど詳しく説明しますが、これには複利の効果が課せられているため、46万円もの利益が得られたというわけです。このように、ちょっとした浪費を削るだけで将来手にするお金がこんなにも違ってくることをご理解頂けたでしょうか。このように具体的に考えると、『浪費』という悪魔を探すのも楽しくなりますね。

身の丈に合ったものを使う

身の丈に合ったとは、人それぞれだと思いますので、自分に最適なものが何かをよく考え、不必要なものを削減しましょう。最も削減効果が高い次のものはすぐに見直してみてください。

  • スマホ料金
  • 保険料
  • 動画見放題コンテンツ

まずはスマホ代です。毎月スマホ料金に8,000円以上支払っている方は携帯ショップに直行し、格安SIMなどをご検討ください。また、毎月の通話もほとんどないのにかけ放題プランなど入っていませんか?今はライン通話など無料サービスも充実していますので、必要なければ削減してください。これだけで3~5千円程は削減可能でしょう。

次に保険料です。保険は基本的に不要と考えています。具体的な理由などは別の記事でお伝えしますが、端的に言うならば、公的保険が充実しているからです。しかし、私のように妻や子供がいて、万が一に備えたいのであれば最低限でかつ掛捨ての保険にしましょう。私もお金の勉強をする前は、せっかく保険を掛けるなら掛捨てより貯まる方が良いと思って貯蓄型の保険に加入していましたが、自分で運用した方が断然良いといこと気づいた瞬間すべて解約しました。元本割れして結構損しましたが、現在の運用益で損した分はとっくに超えています。また、子供のために学資保険だけは入っておこう。とお考えの方がいれば、これも辞めておいた方が良いです。断言します。自分で運用した方が断然に良いです。

最後におまけで追加しましたが、動画見放題コンテンツです。これは浪費です。せめて1つだけにしておきましょう。私自身、過去に3つ入っていましたが、今は1つに絞りました。正直、これも解約しようか迷ってます(笑)

無理のない程度に

さて、ここまで読んでいただけたらさっそく自分の支出を見直して毎月どのくらいなら投資に回せそうかを考えていきましょう。この時重要なことは、無理をしないこと!ここで無理をして生活費を切り詰めすぎてしまうと、投資生活がつらくなります。この後詳しくお伝えしますが、リスクのない投資は基本的にありません‼”必ず儲かる”は詐欺だとお考え下さい。このため、極端に生活費を切り詰めたり、投資が上手くいかなかった時、つらくなって投資を辞めてしまうことが一番もったいないのです。投資は基本的に長期で戦略を練りますので、無理のない程度に投資資金を捻出しましょう。

具体的な投資方法について

まずはNISAについて知ろう

ここからは具体的な投資戦略についてお伝えします。最近よくテレビやスマホの広告などでもよく目にするNISAですが、ずばりこれをやるわけです。ここで簡単にNISAという制度ができたきっかけですが、国が「日本は少子高齢化が進み、借金もいっぱいあるのでこれ以上皆さんの老後の面倒は見切れません(=年金払えません)。だから、自分たちの老後の資金は自分たちでなんとかしてください。その代わり‼NISAという制度を設けるので、これでなんとかしてください。」と、国が言っている訳です。NISAとは、株式で得た利益を非課税で受け取れる制度のことで、通常、株で得た利益には約20%の税金課せられます。そして、さらに重要な事実ですが、この非課税の制度のために国のお金が使われているということです。これを聞いたとき私はこう思いました。「え?株しないと損じゃん。」そうなんです。このNISAという制度を利用しない手はないんです。そしてもう一つ重要な点が、NISA口座はネットの証券会社で開設してください。決して銀行などで行わないでください。迷ったらSBI証券か楽天銀行にしてください。普段、楽天カードを利用していて、ポイントなどを楽天で統一している方などは楽天証券でよいと思います。ちなみに私はSBI証券がメインでサブに楽天証券も開設しています。

NISAで投資

NISAをするのは分かったけど、何をどうしたらいいの?と思われるでしょうから、ここでは、実際に私が実践している戦略についてお伝えします。なお、NISAにはつみたてNISA枠と成長投資枠の2種類があることだけ知っておいてください。また、これらには上限額などあったりしますので、NISAについては別の記事で詳しくお伝えしようと思います。

  • つみたてNISAに5万円/月(60万円/年)
  • 成長投資枠に約60万円/年

①つみたてNISAに5万円/月(60万円/年)
 つみたてNISAの投資法については、後ほど詳しくご説明します。これを年利5%で運用したと仮定してシミュレーションした結果、22年後の資産は約2,400万円になります。

②成長投資枠に約60万円/年
 成長投資枠では、日本の個別銘柄に投資をしています。約60万と記載しているのは、その時の株式市場や世界情勢などで投資戦略が変わるためです。例えば、今年はアメリカ大統領選挙があるから、株価が動きそうだな。とか、コロナショックで冷え込んでいるから、投資は控えよう。もしくは暴落時にこそ狙うべき銘柄もあるので、追加資金を投入しよう。とか。個別株投資については、話しだすと止まらなくなるため、この辺にしておきますが、成長投資枠を活用して2,600万円の資産を形成する予定です。詳しい個別株の投資戦略は別の記事でお話しますね。

あれ?①と②を足しても資産は5,000万円で、FIRE達成時の資産6,000万円に到達してないのでは?と思われると思いますが、残りは退職金で補う予定です。私の会社では、務めた年数と退職時の基本給で退職金の金額が決まりますので、55歳で退職したとして、ざっと試算すると約1,500万円になります。ただし、22年後も今と変わらない退職金は補償されていないので、安く見積もって1,000万円と考え、これを足して晴れてFIRE達成となります。

つみたてNISAを最大限活用

先ほどの戦略の中に個別株投資を組み込んでいましたが、これにはリスクが伴います。もちろん22年後に目標2,600万円達成しない可能性もありますし、逆にもっと早く目標達成する可能性もあります。これを実現させるには、株のことをもっともっと勉強しなくてはいけません。しかし、小難しい勉強はしたくない‼という方のために、つみたてNISAを最大限活用する方法をお伝えします。つみたてNISAでやることはインデックス投資というものに日々決めた金額を入れていくだけです。インデックス投資とは、株の積み合わせパックを購入するとお考えください。決められた種類の株をプロが運用してその利益をみなさんに分配する。という仕組みになっており、プロが代わりに運用してくれるので株の知識がなくても問題ありません。あとはどのパック商品を買うか決めるだけです。ちなみに私は『S&P500』というパック商品にすべて注ぎ込んでいます。これがどういう商品なのか?などはちゃんと調べて購入しましょう。

さて、本題ですが、つみたてNISAで購入するパック商品を決めたらあとは購入金額を決めるだけですが、ここで前述したようにNISAにはつみたてNISAと成長投資枠の2種類があり、これらには上限額が決められています。つみたてNISAは600万円(年間最大120万円)、成長投資枠は1,200万円(年間最大240万円)となっています。インデックス投資はこの2種類のどちらでも購入が可能ですので、株の知識がない方はインデックス投資のみで十分だと思います。気になるシミュレーションですが、5万円/月投資した場合、実は22年後にNISA枠1,800万円を使い切れていない状態になります。そこで、NISA枠を満額使い切れるように、10年目から10万円/月に増額し、20年で丁度NISA枠を使いきれるように設定します。この時、年利5%で運用したと仮定すると、22年後の試算は約3,700万円になります。この時の運用益は約1,500万円です。なにも考えず、コツコツとつみたてするだけで1,500万円も利益が出ると考えるとヨダレが出てきそうですよね。

さて、ここで運用で溜めた3,700万円に退職金仮に1,000万円を足したとして、資産は4,700万円になります。これだとFIRE達成できないとお思いの方、ここで考え方を変えてみてもよいのではないでしょうか。例えば、4,700万円あれば235万円/年(20万円/月)受け取ることが出来ます。すると、目標の25万円/月を得るためには不労所得とは別に5万円/月稼ぐだけで良いことになります。5万円くらいであれば本業を辞めても副業程度の片手間の仕事で稼ぐ方法はたくさんありますので、セミFIREという形に方向転換してみてもよいのではないでしょうか。

つみたてNISAの偉大さ

さて、ちょっと話は反れますが、先ほどご紹介したつみたてNISAですが、これ、実は2つのすばらしい利点があるのでご紹介します。

  • ドルコスト平均法
  • 複利の効果

1つ目はドルコスト平均法によってリスクを小さく抑えているという点です。ドルコスト平均法とは、仮にAという商品を毎月を1万円購入するとします。Aの価格が1000円の時は10個しか購入できませんが、これが暴落して100円まで価値が落ちたとしたら100個も購入することができます。このように購入金額を一定にすることで、値段が高い時は少しだけ購入し、安い時に大量に購入することができ、リスクを抑えることができるのです。この時重要なことが、価格が暴落して損失が出てしまったときに、やっぱり株なんて手を出すんじゃなかったと思って途中で辞めてしまわないことです。ドルコスト平均法は長期で運用するからこそ価値が見いだされます。冒頭でも述べたように、無理して投資資金に回していると、短期で損失が出てしまった時に辞めてしまいがちになりますので投資資金を決める際はよく考えて決めるようにしてください。
2つ目は複利の効果を得られるという点です。複利とは、1年目100万の運用資金に5%利回りを得て資産が105万円(+5万円)になります。2年目はこの105万+100万=205万に5%利回りを得て215.25万円(+10.25万円)になります。3年目は215.25万+100万=315.25万に5%利回りを得て331.01万(+15.76万円)となります。お分かりいただけたでしょうか。年を増すごとに利益分を含めてさらに利益を生んでいきますので、雪だるま式にお金がどんどん増えていきます。これを複利の効果で得られる利益になります。この複利を得るためには先ほどと一緒で長期で運用するという点がキーになりますので、20代や30代の方は今すぐにでも始めた方がよいです。若くして投資に回せるお金がないのであれば、5,000円/月でも全然よいので、とにかく早く初めて運用期間を少しでも長くなるようにしましょう。

まとめ

今回はFIRE達成のための実践方法についてお伝えしました。具体的にはNISAをうまく活用することで、FIRE達成資金を貯めていきましょう。また、NISAにはつみたてNISA枠と成長投資枠の2種類があり、自分に合った投資方法を選択し、コツコツ長い期間をかけて運用していきましょう。

今後、『個別株投資戦略』『NISAについて』『支出の見直しポイント』などどんどん記事を追加していこうと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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