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太陽光パネルリサイクル関連銘柄を徹底解説!注目企業と投資戦略

皆さんこんにちは。

突然ですが、『脱炭素』や『クリーンエネルギー』、『再生可能エネルギー』といったワードを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。今回取り上げる銘柄は、この再生可能エネルギーの代表格と言ってもいい太陽光発電に必須である『太陽光パネル』のリサイクルを手掛ける関連銘柄に着目したいと思います。皆さまの投資判断の参考になればと思いますので、是非最後までお付き合いください。

こんな人に読んでほしい
  • 個別株の選び方が分からない
  • 今話題の個別銘柄を知りたい
  • もっと投資のことを勉強したい
  • 今後上がりそうな銘柄を知りたい
目次

太陽光発電について

太陽光発電が普及!?その背景について知ろう

まず始めに太陽光発電について少し触れておこうと思います。

太陽光発電とは皆さまもよくご存知とは思いますが、太陽の光をエネルギーに変えて発電する仕組みであり、数ある再生可能エネルギーの一つです。国は温暖化ガス排出削減を最重要事項として捉えており、2040年度の温暖化ガス排出削減目標を2013年度比73%減としています。(2025年2月発表の地球温暖化対策計画より)

温暖化ガス排出削減の背景を深堀するときりがないため、この辺にしておきますが、このように、とにかく国は温暖化ガス(炭素)の排出量を削減するよう指針を示しているのです。

そのため、多量に二酸化炭素を排出する火力発電を廃止し、近年さまざまな再生可能エネルギーが注目を浴びている訳ですが、その中で特にみなさんに関係が深いものの一つが太陽光発電になります。東京では個人宅に太陽光発電が義務化されつつあり、太陽光発電はもうみなさんの身近なものになっていくのです。

太陽光発電普及の背景と課題について

太陽光パネルは2011年の東日本大震災を経て、2012年の再生エネの固定価格買い取り制度(FIT)が導入されて以降急速に普及しました。

ただ、太陽光パネルの耐用年数は20~30年とされ、2030年代後半以降には大量廃棄の時期を迎えることとなります。環境省によれば最大で年間50トンが廃棄されると推計されています。

現行法では、廃棄する太陽光パネルにリサイクルの義務はないため、現状では多くが埋め立て処理されることとなります。今後、廃棄量が増えるに従い、パネルの放置や不法投棄などの懸念も高まるだろうとの見方もあります。

太陽光パネルの処分が今後話題になる!?

上記で述べたように今後、太陽光パネルの処分が課題であることはよくお分かり頂けたかと思います。

さて、この課題について、国ももちろん気付いています。現在、廃棄となる太陽光パネルの処分についてリサイクルが義務化される動きもあるようです。この法律が可決されれば、太陽光パネルのリサイクルを手掛ける会社は間違いなく陽の目を浴びることになるだろうと容易に想像がつくのではないでしょうか。

そこで、太陽光パネルの処分に関連のある銘柄を次章にまとめましたので、参考にしてください。

太陽光パネル注目銘柄4選:リユース・リサイクル

ウエストホールディングス(1407)

産業用太陽光発電所開発の当社は、2024年8月、近畿電電輸送と使用済み太陽光発電パネルのリユース・リサイクルに係る業務委託基本契約を締結したと発表した。

JESCOホールディングス(1434)

独立系電気・通信設備工事の当社は、2023年2月、JFEホールディングス5411のグループ会社で各種リサイクル事業を手がけるJ&T環境と太陽光パネルのリユース・リサイクルで業務提携を結んだ。

J&T環境は2022年12月に群馬県伊勢崎市に太陽光パネルリサイクル工場を稼働させている。両社は太陽光発電所建設から更新・解体、太陽光パネルのリサイクルまでワンストップでのサービス提供を構築する。

エヌ・ピー・シー(6255)

アメリカのファーストソーラー社向けの太陽電池製造装置が軸の当社は、内外で太陽光発電所の検査サービス、太陽光パネルの解体装置に加え、太陽光パネルのリユース・リサイクル事業に注力している。

サニックス(4651)

太陽光発電設備工事の大手。2025年度までの中期経営計画で太陽光パネルのリユース・リサイクルの事業化を掲げ、実証実験を開始している。同社の全国に展開する産業廃棄物処理・リサイクル拠点網を活用する。

太陽光パネル注目銘柄2選:カバーガラスのリサイクル実証

太陽光パネルに使われる素材の約6割を占めると言われる『カバーガラス』のリサイクルが重要となるため、カバーガラスに関連する銘柄も2社紹介します。

三井化学(4183)

次世代エネルギー開発のSustech社と2022年より太陽光発電関連事業で協業してきたが、2024年11月に中古太陽光パネルのリユースを通じた新たな再エネ導入スキーム実証で合意した。

三井化学は40年以上の太陽光パネル封止材の製造販売と累積6ギガワットを超える太陽光発電所の診断・コンサルティング実績を持つ。

AGC(5201)

2024年3月、太陽光パネルのカバーガラスを原料としたフロート板ガラス製造の実証に国内ではじめて成功したと発表した。

型板ガラスへのリサイクル実証成功(2023年11月)に続き、これまで技術的に困難とされてきたフロート板ガラスでも太陽光パネルのカバーガラスのリサイクルが可能となる見通しだ。

また、同年10月には、同社のベルギー子会社が太陽光パネルのリサイクル技術を開発・保有するフランスのROSI社と、太陽光パネルカバーガラスの資源循環促進に向けた戦略的パートナーシップを締結している。

まとめ

今回は、太陽光パネルの処分について関連する銘柄を紹介しました。株式投資で勝ち続けるためには、時代の流れを読むことが一つのカギとなります。今回は再生可能エネルギーに関連して、今後直面するであろう課題(太陽光パネルの処分について)に着目し、時代の流れを先読みしていくつかの銘柄を紹介しました。

本ブログが皆さまの投資判断の参考になれば幸いです。

今後も皆さまのお役に立てる情報を発信していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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